リメディアル教育が必要な学生が多数在籍する大学が増えている。そのため,日本リメディアル教育学会は,組織的な研究と具体的な対応策を共有し,具体的な成功事例の研究,啓蒙活動報告や社会への提言などを行う。

日本語教材

  • HOME »
  • 日本語教材

日本語教材

JADE日本語教材の制作について

会長 穂屋下 茂
将来構想検討委員会 小野 博
日本語部会 馬場 眞知子
ICT活用教育部会 小松川 浩

 近年、授業中の学生とのやり取りで「最近の大学生の日本語力は低下している」と感じている教員は多いようです。
このような学生に興味を持って日本語学習に取り組むませるため、自分の授業の一部で日本語に関する講義をしたいと考えている教員から、
自分の授業で利用できる教材を提供してほしいとの要望が学会に多く寄せられている。
 そこで、学会の将来構想検討委員会、日本語部会、ITC教育部会が合同で、日本語教材を制作し、会員向けに公開・配信(ダウンロードすれば直ぐに利用可能)することとした。
我々は、日本の大学において授業を受ける際の最も重要な学習の道具は日本語力であると考えており、日本語力が低い学生は、大学の授業理解の観点からも、
学習によって日本語方伸ばすことが急務だと考えている。
しかし、母語としての日本語力の伸長には、本をたくさん読むなど、時間がかかる地道な努力が必要であり、短期間での達成はあまり期待できない。
 そこで、実験授業におけるレポートの書き方などの学習によって、日本語の重要性に気づいた学生は日本語に興味・関心を持つとともに、
授業に役立つスキルは比較的短時間で身に着けることができるとともに、学習への自信につながること確かめた。
 その際、学習課題や学習内容が対象学生の専門分野に関連したテーマの文章を利用すると、学生は積極的に反応し、授業内容への興味関心が高まることがわかった。
実験授業は理系分野から始めたので、今後、文系の先生方が専門基礎に関連した問題を作り、学会のHPから投稿していただき、問題の分野や問題数が広がることを期待している。

この教材の利用方法

 お問合せより、利用の申し込みを行ってください。お問い合わせ内容欄に「日本語教材利用希望」の旨をご記入ください。
折り返し、ご連絡いただいたメールアドレスに教材を公開しているサイトのURL(アドレス)と、ユーザ名(ユーザID)とパスワードをお送りいたします。なお、ID等のお知らせまでに数日かかる場合もあります。あらかじめご了承ください。
 お知らせするサイトには、文章と映像による学習方法等の説明があります。教材の利用にあたっては、 まず、そちらをご覧ください。
 なお、現在は、全会員に公開する前の改良の段階であり、日本語部会の会員に公開しているもので、日本語部会所属の会員にのみ利用を呼び掛けている段階です。したがって、非会員の方は、まず当学会に入会し日本語部会に参加していただく必要があります。会員種別に応じた入会フォームより入会申請を行ってください。
 また、会員ではあるが日本語部会に参加されていない方は、お問合せより日本語部会への参加希望の旨をお知らせください。

この教材内容

教材の形態 問題の種類 問題数
アクティビティ教材 ひらがな文 10問
図形あて 8問
文字あて 8問
eラーニング教材 4択問題(サンプル) 漢字・熟語 12問
語彙と意味 23問
文章 27問
穴埋め 漢字の書き 246問
漢字の読み 264問

この教材の問題追加と投稿について

 学生がやる気になるのは、学生がこれから学習しようとする課題が学生の専門分野に関連したテーマであることがわかっています。当初、理系分野から始めましたので、文系の先生方に専門基礎に関連した問題をお作りいただき、学会のHPから投稿してください。 部会内の検討委員会で精査し、必要があれば制作者と相談の上、改良し、問題数を増やしたいと考えています。

PAGETOP